研究
Research

研究室紹介

薬理学

研究室紹介・テーマ

我々薬理学研究室は、以下2つのプロジェクトを進めています。

一酸化窒素(NO)を基盤とした新規医薬品の創製と作用機序の解明

NOは血流調節や炎症制御などに関与する重要な分子であり、医薬品としての応用が期待されています。しかし、従来のNO供与体は作用の持続性や副作用などの課題があり、より安全で効果的な新規化合物の開発が求められています。

本研究室では、独自に設計・合成したNO供与体を用い、がんや慢性腎臓病などの疾患に対する有効性を検討しています。これまでに、これらの化合物が線維化抑制や細胞増殖抑制などの作用を示すことを見出しています。さらに、本研究では従来のNO供与体とは異なる作用機構にも注目しています。例えば、NOラジカルに依存しない新たな作用様式や、細胞内の酸化還元状態の制御を介した機能発現など、未解明の生体応答の理解を目指しています。

本研究を通じて、難治性疾患に対する新しい治療戦略の提案と、医薬品開発における新たな概念の創出を目指しています。

抗炎症分子と創薬

抗炎症性サイトカインIL-37の受容体としても機能するSIGIRRがどのように発現制御されているのか、また慢性呼吸器炎症を主病変とする嚢胞性線維症(Cystic Fibrosis ; CF)や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の病態形成にSIGIRRの発現制御メカニズムがどのように関与しているのか、新たな創薬ターゲットの可能性を求め研究しています。

研究プロジェクトのイメージ図

スタッフ

教授 西 弘二
講師 首藤 恵子