Kumamoto Research Society on Albumin

本研究会の趣旨

熊本における薬剤学研究は、熊本大学薬学部・薬剤学研究室を中核研究機関として、40有余年間、マルチ機能タンパク質、アルブミンについて基礎から臨床応用に至る幅広い研究を展開し、アルブミン研究の世界的拠点として注目されてきました。事実、当研究室は、アルブミンの構造と機能に関する国際会議を熊本市で主催するとともに、多くのアルブミンサイエンティストを育成してきました。今回、このようなアルブミン研究の優位性を活かして、熊本アルブミン研究会を発足することにしました。

本研究会は、アルブミンの構造・機能の解明に関する基礎研究から、アルブミンを基盤とするDDS研究やバイオマーカーの探索など、診断・治療および創薬を目指した医療への応用研究に関する情報交換を行い、アルブミンのマルチ機能を解き明かして、有効かつ安全な薬物治療設計の立案や革新的DDS製剤の開発につながるよう、アルブミンサイエンスに関する最新情報を熊本から世界に発信することを目的としています。このため、本研究会では、アルブミン研究が効率的に遂行できるように、アルブミン研究者が一堂に会して討議できる研究討論会を毎年開催するとともに、必要に応じて講演会を開催します。

世話人会メンバー

  • 小田切 優樹
    (代表、崇城大・薬/DDS研、特任教授)
  • 丸山 徹
    (熊本大・薬、教授)
  • 山崎 啓之
    (崇城大・薬、教授)
  • 渡邊 博志
    (熊本大・薬、教授)
  • 門脇 大介
    (崇城大・薬、教授)
  • 安楽 誠
    (崇城大・薬、教授)
  • Chuang VTG
    (Curtin大・薬、准教授)
  • 西 弘二
    (崇城大・薬、准教授)
  • 異島 優
    (京薬大・薬、教授)
  • 河合 聡人
    (藤田医大・医、講師)
  • 平田 憲史郎
    (崇城大・薬、講師)
  • 田口 和明
    (慶応大・薬、准教授)
  • 前田 仁志
    (熊本大・薬、助教)

研究討論会

第1回アルブミン研究討論会(キックオフセミナー)

とき:2023年12月22日(金):15:40~17:00
ところ:崇城大学薬学部Q棟講義室(Q361)

  • 研究会設立の趣旨説明:崇城大・薬 小田切優樹
  • 特別講演(座長:小田切優樹)
    演者:
    熊本大・薬 渡辺博志 教授
    演題:
    「アルブミンの基礎から臨床応用へ:アルブミンを基盤とする新たな診断法の構築と次世代型DDS製剤による治療戦略」
  • 意見交換会(19:00~;オーデン)

連絡先

熊本アルブミン研究会 小田切優樹

TEL: 096-326-3887
(●を@に変更して送信してください)

TEL: 096-326-3887