第7回
2月15日(火)



 今回は、ツボ押し(経絡)について学びました。
まず、経絡とは?

中国医学の考え方で気血水説という考え方があります
(気血水説については 第4回 をご覧ください)。
経絡とは気の流れのことであり、その本流を経絡とよび、
支流を脈絡と言います。
また、まとめて気の流れ全般を経絡とも言います。
これらは場所(径穴)によって異なる臓器と繋がっています。

経絡とは気の流れを刺激することによってそこに繋がっている臓器が
刺激されることにより、からだの調子を整えようという考え方です。


いくつかの例を紹介します


合谷(ごうこく)



親指と人差し指の間の 谷のように少しくぼんだ所。
ここを反対の手の親指でぐっと押します。
経穴は左右を問いません。どちらでも同じ効果が出ます。
大腸のはたらきを整えたり、飲みすぎや眠気覚ましに効くし、
乗り物酔い・肩こり・歯痛・頭痛・生理痛にも効果があります。



内関(ないかん)



手首から指3本分、腕の2本のスジの間。
心痛、動悸を押さえたり、緊張を和らげます。
また中風や顔面神経麻痺、喘息、片頭痛にも効果があります。



曲池(きょくち)

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ひじを曲げたときにできる、内側のくぼんだ部分。
眼疾患、眼の炎症性疾患、皮膚病に効果があります。


足三里(あしさんり)



ひざ下から指4本分下、脛骨(スネ)と腓骨の間。
主に胃腸の調子を整えます。



風池(ふうち)



左右の胸鎖乳突筋と僧帽筋上端の間。
頭痛、めまいを押さえます。また、鼻水、難聴にも効果があります。





今回はこれで終了!自分で簡単にできるので
試してみたください。
次回は タケノコ掘り です!




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