ハイレベルの薬剤師を目指します

崇城大学薬学部は、平成17年に誕生し、今年4月には9回目の入学生140名を迎えることができました。

 本学の教育目標は、基礎的人間力(体力、気力、知力)と倫理感を身につけ、問題解決能力や国際化・情報化へ対応できる能力を育み、医療現場において薬のスペシャリストとして信頼される薬剤師を育成することです。

当然のことながら、薬剤師免許取得を第一義とすることより、国家試験対策を中心とした教育活動を緻密に行っています。この目的達成のために、経験豊富なベテランから熱気溢れる新進気鋭の教員が懇切丁寧に指導します。しかしながら、国家試験合格のためだけの専門学校にならずに、教育と研究をバランスよくできるようなシステムを構築しております。

特筆すべきこととして、教育面においては、薬剤師国家試験において、本学第1期生(4年制薬剤師課程)ならびに新6年制薬剤師課程の第1期生・2期生が、いずれも好成績(合格率93.7%以上)を挙げ、医療分野に貢献しています(就職率100%)。研究面では、平成23年4月に、西日本で最初の DDS(Drug Delivery System) 研究所 が新設されました。

本研究所は、Made in Sojo University 夢の次世代型DDS製剤の開発を推進するための中核拠点として機能しております。さらに、平成24年4月に大学院薬学研究科博士課程が新設されました。本大学院では、臨床現場での専門薬剤師や臨床治療に精通した先導的医療薬学研究を遂行できる薬学研究者の養成に加え、DDS研究所を拠点に世界に通用するDDS研究者の育成を目指します。

このように、本学は服薬指導からクスリ創りにいたるまで、複合的、多面的に薬物療法を実践できる薬剤師の養成、すなわち“薬剤師は知的労働者である”との理念の下、クスリに関する情報を迅速かつ精確に収集、解析、提供できるようなサイエンスを理解できる薬剤師の養成に鋭意努力しております。

 環境と人に優しい本学部で、科学する能力と人間力を磨き、さらにステップアップして、高いレベルの薬剤師を目指しませんか。

薬学部長 小田切 優樹