Laboratory of Physical Pharmaceutics

研究テーマ

環状オリゴ糖であるシクロデキストリン(CyD)は種々の薬物分子を疎水空洞内へ取り込んで包接複合体を形成することが知られています。 製剤学研究室では、CyD の超分子特性に着目して、薬物送達システム (DDS) 用の新しい機能性素材を構築し、安全で使いやすく、 患者に優しい医薬品製剤の設計ならびに医療経済の面からス-パ-ジェネリック製剤の開発を目指して、下記のような研究に取り組んでいます。

[多機能性シクロデキストリンの製剤素材としての有効利用]

  • 結膜嚢での滞留性向上を企図した温度感受性Cyclodextrin/Sangelose ゲルの点眼剤への応用
  • シクロデキストリンによる固形薬品の結晶多形の相転移挙動、晶癖等の制御
  • シクロデキストリンによる薬物の各種製剤特性の改善(苦味・局所刺激性の軽減、溶解性・安定性・バイオアベイラビリティの改善、放出制御、ペプチド・タンパク質の凝集抑制など)
  • シクロデキストリンの超分子機能を利用した新規製剤の開発(PEG化薬物/CyDロタキサン、長鎖アシル化・高分子化 CyD 誘導体、CyD ナノ粒子など)

[天然多糖類キトサンの抗酸化剤・DDSへの有効利用]

  • キトサンナノファイバーゲルの徐放性素材への応用
  • シクロデキストリン/キトサンナノファイバーゲルの創傷治癒促進効果
  • 慢性腎不全モデルラットにおけるキチンナノファイバーの抗酸化及び腎保護効果の検討

[ナノ炭素素材フラーレンの医薬分野への有効利用]

  • がん光線力学療法を企図した親水性フラーレンナノ粒子の設計と評価
  • 酸化ストレス性疾患の治療を目的とした抗酸化型フラーレンナノ粒子の構築
  • フラーレン-PEGヒドロゲルの調製と物性評価
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