X線結晶構造解析による分子の立体構造解析

ポストゲノム時代における重要な課題は、遺伝子にコードされたタンパク質の立体構造や機能を明らかにすることであり、それにより創薬研究もより効率的に進めることができると考えられる。そこで、X線結晶構造解析の手法により、タンパク質等の生体高分子や薬物等の低分子の構造・機能・相互作用などを分子レベルで解明し、創薬研究に有用な情報を得ることを目指して研究を進めている。

Sulfolobus tokodaii由来 四量体型DNAクランプの構造研究

PCNA構造

crenarchaeaに属するSulfolobus tokodaii由来のPCNAは、他の多くの古細菌や真核生物と異なりヘテロ3量体を形成することで、PCNAの特徴であるドーナツ状の構造を形成することが知られている。

我々はこのヘテロ3量体を構成する3つの分子のうち、PCNA2とPCNA3のみで構成される複合体は、ヘテロ四量体で楕円状のリング構造を形成しているということをX線結晶構造解析、X線溶液散乱、ゲルろ過カラムクロマトグラフィーの方法を用いて明らかにした。

PDB ID; 3aix, 3aiz

Akito Kawai, et al., J. Struct. Biol., 174, 443-450 (2011) [PubMed]

Akito Kawai, et al., Acta Crystallogr. sect. F Struct. Biol. Cryst. Commun., 95, 1282-1284 (2009) [PubMed]

ウラシルDNAグリコシラーゼに関する研究

ヒト血清アルブミンに関する研究


Biophysical Chemistry